『ミルクバタービスケットとイングリッシュスコーン』
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日本ではビスケット、というと英国由来の
クッキーの類のサクッと素朴な味わいの香ばしいあのお菓子が思い浮かぶ。
アメリカ、とくに南部の方では『ビスケット』というと
英国のスコーンのような形をしたもの。
季節の訪れや旬を楽しむおやつとして、
型抜きで作る『ショートケイク』やスプーンで生地を落としたりする『コブラー』などとして楽しまれる、
ぽてっと厚焼きにしたものが一般的。
私はこの厚焼きにほっくりと焼き上げた『ビスケット』が大好き。
ビスケットがスコーンと違う1番のポイントは、
生クリームを混ぜ込んだ生地であること。
出来上がりの生地は、水分を含んでいてベタベタとした、とても扱いづらい生地。
ステイ先のお母さんに教わった時には、これ手で練って大丈夫なの?!と思ったくらい、
しっかりと水分を含んでいる生地だ。
対して、イングリッシュスコーンは、すっと気位の高いイメージ。
生地には粉、バター、牛乳と、シンプルofシンプル。
どうしてかって、
ティータイムの時に会話に華を添えるため、果物のジャムや紅茶たちを主役に用意されたものだから。
決してそれ単体で前に出ず、凛と佇む。
でもその分、そのまま食べると粉の味わいがしっかり、
私はジャムをつけないで牛乳と食べるのも好き。
そんな生地をくるくるっと上手にまとめて、少し冷蔵庫で冷やし、
フリルの付いたような型やまん丸の型で抜いたら、
オーブンへ。
焼いている途中から、ふんわり香るミルキーな香りは、
bakerの特権!
『いい匂いがしてきた!』
とオーブンの中を覗き込みながら、焼き上がりを待つ時間の楽しさ。
そうしてできるこの小さな素朴な、それでいて優しいおやつが
私はどうしても愛しくて大好きで、
今日も粉を合わせながら出来上がりが楽しみなのでした。
ただいま、配送準備中。
端っこを丸めた味見用、なににつけて食べようかな。
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